いくら安くても、お客様は、気に入らなければ買いません
● いくら安くても、お客様は、気に入らなければ買いません
こんにちは、渋谷です^^
以前も話したことですが、こんなことがありました。
私の父から、車が欲しいから、何か探してくれないか?と頼まれました。
条件は、中古車で構わない。
私が、どんな車が良いのか?確認すると、「とにかく、ガソリンを食わない車だ。ガソリンを食わなければ、何でも良い」ということでした。
私は、知っている中古車屋さんに出向いていきました。
営業マンに、「とにかく、車は問わないので、一番燃費が良いクルマを探しているんですが」と要望を伝えたのです。
すると、営業マンが、在庫を確認します、とパソコンで調べてくれました。
営業マン
「一番、燃費が良いのは、コレですね」
私
「これが、一番燃費が良いんですか?」
営業マン
「はい、これは、カタログ値に一番近く走りますよ。しかも、お安いですし」
私
「本当ですねー、安いですねー。なぜですか?」
営業マン
「まー、人気がないからですね。でも、燃費が一番良いのがよろしいんですよね。これまでは、いきませんが、燃費が良いクルマは、こちらと、こちらもありますよ。ま、金額は、かなり上がりますけど・・・」
私
「そうですか、でも、燃費にこだわっていたので・・・ちょっと電話してみますね。あ、そうだ、写真をとって、送ってみます」
私は、父の携帯に、一番燃費がよく、値段も手頃なクルマの写真を送り、電話してみました。
私
「どう?写真届いた?これが、一番燃費が良いらしいよ。しかも安いし」
父
「なんだ、こりゃ・・・これはダメだ」
私
「なんで?燃費は一番良いし、値段も安いよ」
父
「かっこわるいじゃないか。こんなの乗りたくない・・・」
私
「えー!それじゃ、他のクルマの写真を送るよ。高くなるけど良い?」
父
「おう、一応、送って!」
そのあと、他の2台のクルマを選び、再び写真を送りました。金額は、ほぼ2倍です。
私
「どう?」
父
「この2枚目のクルマ、良いねー!」
私
「でも、燃費は、○○より悪いよ。しかも高いし・・・倍するよ」
父
「いや、コレが良いな!コレなら、すぐ買えるのか?」
私
「いや、まだ聞いてみないと、でも、燃費も悪いし、値段が倍するよ」
父
「良いよ、それくらい」
結局、父親は、そのクルマを買いました^^;
結局、燃費がどうのとか、値段が安いとか、関係ないのです。
そのクルマを買った父は、あとでこんなことを言っていました。
「燃費は、これぐらいで良いんだよ。これで正解だった!」
要は、自己説得ですね^^
これは、住宅にも、十分言えることです。
金額が安ければ売れる。値引きさえすれば売れる。これは、勝手な幻想です。
お客様は、欲しいものは欲しいのです。気に入れば、金額は関係ないのです。
金額が関係ないと言っても、もちろん限度はありますが・・・
ぜひ、みなさんも、金額ばかりきにするのではなく、お客様が気に入ってくれるような、又は、欲しい、と思うような提案をすることを心がけてみてくださいね^^
それでは、よろしくお願いいたします。
・売れる住宅営業マンになるための営業戦略ノート術!(特別版)
・売れる住宅営業マンになるためのコツやノウハウ、ポイントを徹底解説 ・住宅営業マニュアルなどの教材一覧はこちら
・個別相談はこちら
・個別コンサル成果事例
・セミナー等のご依頼はこちら
・お問い合わせはこちら
売れる住宅営業マンになるための営業戦略ノート術! (特別版) |