注文住宅会社なのに、なぜ、企画住宅を用意してしまうのか?
● 注文住宅会社なのに、なぜ、企画住宅を用意してしまうのか?
こんにちは、渋谷です^^
最近、小さな住宅会社や、工務店さんまでもが、企画住宅を用意するようになってきましたね。
私のもとにも、小規模の住宅会社さんから、企画住宅を売りたいとご相談があります。
以前は、プラン図を書いて、売り合わせしながら、家づくりを進めていました。
しかし、ハウスメーカーの登場により、小さな住宅会社や工務店さんは、お客様をハウスメーカーに持っていかれています。
毎回、発表される着工順位の上位は、ほとんどハウスメーカーが占めています。
たしかに、ハウスメーカーには、安い企画住宅と、高めの注文住宅があります。
それまで、家自体の金額が不明瞭であったのを、明確に坪単価として表示してしまうことによって、お客様に安心感を抱かせる効果があったと思います。
しかし、これは、もう昔のことです。今は通用しません。
なぜなら、坪単価だけでは建たないことぐらい、お客様も知っているからです。これも、ネットの影響ですね。
私は、企画住宅が良いといった、お客様に出会ったことがありません。
なぜなら、注文住宅を建てたいお客様は、自分達に合った、ドンピシャの住まいが夢だからです。
そんなお客様に、企画住宅を進めてしまえば、提案力がないと思われ、そっぽを向かれてしまうからです。
では、なぜ企画住宅を、こぞって、わざわざ準備するのでしょうか?
それは、安くするためですよね^^;もちろん、企画住宅も、売れています。安くて、売りやすいから・・・
もちろん、それで良いのであれば構わないのですが、実際、利益でますか?薄いですよね。
だから、数が必要になる。数をこなすので、当然、クレームも来る。
第一、企画住宅で勝負していると、建売住宅や分譲マンションが、競合他社として登場してきます。
当たり前ですね、間取りも決まっていて、金額も安いのですから^^;
私の知っている住宅会社は、権利を買って、独自にローコスト住宅を販売していました。
そりゃ、最初は、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。結果、潰れてしまいました。あっけなく・・・
現実には、利益が出ていなかったのです。しかし、一度、大々的に、ローコスト住宅で売りだしたものですから、集まってくるお客様は、安さをもとめてきます。
良い家を建てたいお客様は、来なくなるのです。
たとえ、年間の契約棟数が少なくても、利益がきちんととれる家を建てていると、じっくりお客様と向き合えますし、集まってくるお客様も、同じような方が来るようになります。
どっちつかずの方法だと、中途半端になってしまうのです。
小さな住宅会社でも、ものすごく集客しているところもあります。こういう会社は、安売りはしていません。
でも、集まってくるのです。年間、30~40棟の契約をしている会社も現実にはあるのです。
もちろん、1プライスです。
そういう会社は、特徴というものを前面に打ち出しています。もちろん、ネットもフル活用です。
安くすれば売れるかといったら、必ずしもそうではありません。
金額<価値
これを、お客様に提供することができれば、売れるのです。日本中の小さな住宅会社がまったく売れていないのであれば、話は別ですが、現実には、売れている会社はたくさんあるのです。
金額<価値
これを、一番考えられる会社が生き残っていくのではないでしょうか?
それでは、よろしくお願いいたします。
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