● お客様が話しだす、セールストーク!
こんにちは、渋谷です^^
スカイプで、住宅営業マンの方とお話していると、このような、ご質問があります。
「お客様の求めているものが分かりません」
要は、聞き取りの方法が、分からないということですね。
これは、私も悩みました・・・
会社の上司や先輩からは、
予算、家族構成、土地の有無、年収などなど、お客様の情報を聞き出すように言われていました。
普通に考えて、いきなり年収など、私には聞けませんでした・・・
当たり前に、アポイントが取れずに、上司に報告すると、
上司
「年収は?」
確かに、年収を聞いていた住宅営業マンの方も、ちゃんといらっしゃいました。
でも、よく考えてみると、予算、家族構成、土地の有無、年収などは、こちら側が知りたい情報・・・
お客様にとっては、あまり気持ちの良いものではありません。
私の場合、本当に仕事や年収を、聞くことがイヤでした^^;
あからさまに、お客様からイヤな顔をされますから。
前にも言いましたが、いきなり怒られて、帰られたお客様もいたぐらいです。
私は、どうすれば、お客様から、いろんな情報を得られるのか?悩みました。
そこで、休みの日に、展示場の当番をしている、トップ住宅営業マンの方のところへ、それとなく行ってみたのです。
私
「あのー、年収とか、教えてくれますか?」
トップ住宅営業マン
「教えないだろ、フツー・・・」
私
「え?でも、他の人は聞いてるんですよね?」
トップ住宅営業マン
「あのなー、お前、年齢がきわどい女の人に、初対面で歳を聞くか?」
私
「いいえ、初対面では聞かないです」
トップ住宅営業マン
「それと同だよ。でも、もしその女性と付き合いたいなら、いづれ年齢は聞くだろ?」
私
「そりゃ、付き合いたいなら、聞きますけど」
トップ住宅営業マン
「そのときは、どうやって年齢を聞くんだよ。あとは、自分で考えろ!」
ここで考えました。
要は、お客様に聞く準備が違うのだと・・・
自分が教えて欲しいことがあるのならば、先に、こちらから、相手が教えて欲しいことを伝える。
そして、信頼関係ができたあとに、自分の聞きたいことを聞く!
これが、正しい順番です^^
いきなり、お客様に情報を聞いても、ほとんどのお客様は教えてくれません。
そこで、最初は、お客様の建てたい家を聞くのです。
普通に考えて、年収よりも、こちらが先ですよね^^
そこで、「もし仮に、お家を建てられるとしたら、どんなお家が良いというイメージなどありますか?」
から、入るのですが、ここでも問題があります。
それは、お客様は素人だということ。
そんなイメージを、相手に伝えることができれば、お客様も何も苦労はありません^^;
お客様は、住宅営業マンのみなさんに、伝えられないのです(ココ大切です)
頭の中には、何となくイメージはあるが、どう伝えれば良いのか?分からないのです。
そこで、筆談を使っていくのですが、もう一つ、工夫を凝らします。
日頃、多分、みなさんもやっていることです。
例えば、
「もし、宝くじが当たったら、どうする?」
このような、似た会話をしたことがありませんか?ありますよね^^
これを利用します。お客様は、どうしても金額などのことが気になり、坪単価などを気にしています。
この壁を、まずは、一気に超えてもらいます。
住宅営業マン
「もし、仮にですよ。金額は気にしないで、家を建てることができるのなら、どんなお家が良いですか?」
住宅営業マン
「例えば、こちらの写真の中に、良いなって思うものはありますか?」
住宅営業マン
「このキッチンは、カッコイイですけど、お好みではないですか?こちらもありますよ」
住宅営業マン
「住宅を建てるなら、家具も必要ですからねー。こちらのメーカーなど人気がありますよ」
このように、こちらから、リードしてあげます。
もし、お客様に、
「そんな家は、ムリですよー」
と言われたら、
住宅営業マン
「いいえ、仮の話ですから、本当の欲求をおっしゃってください。もしかしたら、実現できるかもしれませんよ」
コツは、写真を見せながら、方眼紙にどんどん描いていくこと!
そもそも、お客様は、住宅に夢を持っています。
本来は、自分の理想を話すだけで、楽しいものです。
さらに、お客様自身から、選んで、話してみらうことで、どんどん欲しくてたまらなくなります。
どんどんお客様に話してもらい、イメージが膨らんできたら、今度は資金計画です。
まずは、これをしっかりと、お客様に教えてあげるのです。
そして、はじめて、お客様の情報を聞き取りに入る。
だから、最初に、アンケートを書いてもらっても、本当のことはなかなか書いてくれないんですね^^;
私は、この順番にして、これでもか!というくらい、お客様の情報を聞き出すことができるようになりました。
まずは、住宅営業マンのみなさんの方から、お客様に包み隠さず、教えてあげる。
すると、お客様もあなたの聞きたいことに答えてくれるようになりますよ^^
ぜひ、話す順番を変えてみてください。
お客様からの信頼感が、ぜんぜん違いますよ^^
それでは、よろしくお願いいたします。